話を切り出した彼女が沢村くんの前に薄いピンクの金庫らしき物を置いた。
蓋の部分に取っ手がついたデザインで、中心にはダイヤル式の鍵がついている。
「最近また遺品整理を始めて。クローゼットの奥から出てきたの。これって……」
「はい。僕があげた物で間違いないです」
金庫を手に取って確認した沢村くん。
陽菜さんの誕生日に贈ったプレゼントだったようだ。
「心当たりのある数字を入れてみたんだけど、全然開かなくてね」
「誕生日の数字、とかですか?」
「ええ。携帯番号も試してみたんだけど、それもダメみたいで」
どうやら鍵が解除できなくて困っているとのこと。
彼女が言うには、家族の誕生日、郵便番号と住所、家の電話番号を入れても開かなかったという。
「宗星くんからの贈り物なら、宗星くんに関する数字なんじゃないかと思って。お願いしてもいいかな?」
「はい、わかりました。試してみます」
金庫を沢村くんに託すと、陽菜さんのお母さんはペコッと頭を下げて和室を出ていった。
蓋の部分に取っ手がついたデザインで、中心にはダイヤル式の鍵がついている。
「最近また遺品整理を始めて。クローゼットの奥から出てきたの。これって……」
「はい。僕があげた物で間違いないです」
金庫を手に取って確認した沢村くん。
陽菜さんの誕生日に贈ったプレゼントだったようだ。
「心当たりのある数字を入れてみたんだけど、全然開かなくてね」
「誕生日の数字、とかですか?」
「ええ。携帯番号も試してみたんだけど、それもダメみたいで」
どうやら鍵が解除できなくて困っているとのこと。
彼女が言うには、家族の誕生日、郵便番号と住所、家の電話番号を入れても開かなかったという。
「宗星くんからの贈り物なら、宗星くんに関する数字なんじゃないかと思って。お願いしてもいいかな?」
「はい、わかりました。試してみます」
金庫を沢村くんに託すと、陽菜さんのお母さんはペコッと頭を下げて和室を出ていった。



