ひだまりで誓う桜色の愛

襖を開けると、高校生くらいの男の子と女の子が満面の笑みで出迎えてくれた。



「「久しぶり〜!」」

「久しぶり。相変わらずハモってるな〜」

「宗星くんこそ、相変わらずイケメンですね〜」

「よっ! 未来のイケメンタルドクター!」



いじられ中の彼の後ろからひょこっと顔を出す。


焦げ茶色の髪の毛につぶらな瞳の可愛らしいお顔が2つ。

母親は穏やかな感じだったけれど、お子さんは元気いっぱいみたい。



「はいはいどうも。他にも誰か来た? 花置いてあるけど」

田代(たしろ)さん達が来たよ。1時間くらい前だったかな?」

「ヒヤシンスと、キク? みたいな花を持ってきてくれたよ!」



男の子が仏壇の下の花束を指差した。


紫色のヒヤシンスの隣に置かれた、オレンジ色の花と黄色の花。

色の組み合わせからすると、恐らくこれは……。



「千早さん、これ何て花かわかる?」

「キンセンカ、かなぁ」