「みよりちゃん、大好きだよ。これからよろしくね」

「はい、こちらこそ。よろしくお願いしますっ! 志侑さん」


 私は照れながらそう言って「あ、プリン途中だった!」とムード台無しなことを発言してしまい、すると「じゃあ、俺も一緒に食べようかな」と言ってビニール袋からもう一つプリンを取り出した。

 もしかしてこれって、志侑さんがくるのを見越して二つってことだったの!? お姉ちゃんには敵わないなぁと思いながら微笑む。


「どうしたの?」

「いえ、幸せだなぁって思って」


 

               fin