先輩、お返しもらいに来ました。

 なんなのよ、もう……そんな顔、反則だよ。

 へなへなとその場にくずおれると、震える両手を握りしめた。

 ……なにあんなの怖がってんの、あたし。

 こんな事態、想定の範囲内じゃない。

 それに……なに喜んでんのよ。由人先輩が笑ってくれたくらいで。