そう問われて、ふむ、と少し目を伏せた。
表側と裏側、両方の有権者。それが一挙に集う学校内での殺害。近くから。あるいは遠くから。そのどちらにしても、結局は。
「…………………、自動的に、ころしてくる人を排除するシステムが構築されますね」
「なんであんダけの説明でわかるかなあ、えるちゃんは」
そうぼやいた睿霸は、ほい、となぜか手のひらをこちらに向けてきて。
………?
首を傾げながら睿霸の手と顔を交互に見遣って、向けられた手に恐る恐る手をのせた、ら。
「………えッ、」
「え?」
「………や、続きどーゾいう意味やったんやけど……、」
「あ、そういうことですか」
そこでやっと向けられた手の意味が理解できて、置いた手を退けようとした、のだけど。
「……あの、手を離したいのですが……」
「えるちゃンから手置いてきたのに?」
「なんで向けられたのかわからなかっただけです……」
「まあまあ気にせんといて、ほらはよ続キ」
「えええ………」
なぜか睿霸が手を離してくれなくて、更には繋いだ手を意味もなくぷらぷら揺らしてきた。
気になるし出来るなら手を空けておきたいから離してほしいんだけど……、睿霸の機嫌がまた良くなった気がするし、放っておこう。
そんな意味のため息をひとつ吐いて、自分の考えをまとめ上げる。



