4人、に庇われている女の子、と。
その子が何か言い出そうとしていたのに、それさえも遮ってわたしに敵意を剥き出しにする男の子たち。
……どちらの言い分を一番に聞くのか、考えるまでもないことだと思うんだけど、な。
この子たちにとって、それほどあのえみりという少女の言葉は重要ではないのだろうか。
「……どういうつもりと問われましても。わたしはただその子に、あなた様から言伝を預かった旨をお話ししようとしていただけです」
「女生徒達はお前がえみりに暴言を吐いていたと言っていたが?」
「ただの誤解、いえ、濡れ衣ですね」
笑みは一片たりとも崩さず、口角で余裕の二文字を与え続ける。
それが彼らの気に触ったのか、きらりと瞳が光った。
「─────正直に、言え」
それは、とても久しい感覚。
かつ、わたしには理解できないもの。
──────アルファの強制力が、使われた。
……が。
「……正直にと言われましても、先程のことが全てとなります」
睿霸より、断然弱い。



