「……?えっと、」
その時、わたしはさっきまで考えていたことに脳が引っ張られて、なぜ彼女らがわたしの顔を見てひどく怯えた表情をしたのかわからなくて。
「なっ、あ、ひくっ、」
「えっっっっっ、」
しまいには3人のうち、まさかのふたりが嗚咽をこぼし始めてしまって、さすがにフォローをしかけた、のだけど。
「っ、ひどいっ、黒服の人だからって、何をしてもいいと思っているんですか?!」
「エッ、」
「いくら私たちがそういう意味でこの学校に集められているからって、やっていいことと悪いことはあります!」
「ヘッ、」
「後日、あなた達側の代表に正式な抗議をしますから!」
まるで泣いてる子達の分までわたしを睨みつけるように声を張り上げた女の子は、嗚咽を漏らすふたりの背中をさすりながら、とたぱたと校舎の方へ駆けて行った。
「……え、ええええ〜〜〜……、」
なんとも釈然としない空気が漂う、わたしと女の子を残して。



