……そんなに、変なことを言った、かな。
割と常識的な代替案だったとは思うんだけど。
そんなわたしの思いを見透かしたわけではないだろうけど、女の子と男の子は急にスイッチを入れられたロボットみたいにわたわた資料を確認し始めた。
「……確かに、この割り振りなら少し余裕もできる」
「えっ、……わ、ほんとだ。すごい。……あ、あの、あり、」
「─────えるさん、」
女の子が何か言おうとした瞬間、生徒会長さまがガタリと大きな音をたてて立ち上がった。
そして、そのままかつかつとこちらに歩み寄ってきて。
がしりと、かなりの勢いで、肩を掴まれた。
……あ。あれかな。いきなり来た奴が出しゃばるな、みたいな。そういうことを言われるのかな。
まあ、今のは口を挟んだわたしが悪い、
「もしよろしければ、生徒会の仕事を、少しの間手伝ってもらえませんか?」
「……へ?」
なんてことを考えていたからか、ギラギラと期待が満ちた目をして吐かれた予想外の言葉に、思わず間の抜けた声が出てしまった。



