「喵さま、わ、私の友達、ならびに恋人の数々のご無礼を、彼らに代わり私が謝罪いたします。本当に、申し訳ありませんでした」
「……何か勘違いシとらん?きみの謝罪ひとつとか、僕らにとって価値なんてないに等しイんやけど」
「なっ……!」
睿霸の容赦のない一言は、女の子の肩を揺らし、その背後にいた男の子たちの激情を煽った。
「おい。黙って聞いていれば、俺たちの姫に随分と不遜なことを、」
「────傲岸不遜はソっちやってさっきから言うとるやろ?まダわからんのか?ア???」
睿霸の、幾分か低くドスのきいた声に、銀髪の総長は言葉を詰まらせた。
表情は相も変わらずわからないけど、先ほどよりも低さを増した冷たい声からしてわかる。
彼の迫力が、今までわたしが接してきた睿霸とは、段違いだと。
「きみらこそ、随分ト無知なんやなあ?暴走族のくせに、自分がオる地区のトップも知らんとか。……ああ、僕が目溢シしとるから調子乗っとるん?暴走族なんや気にする価値もなイ思っとったけど、間違いやったか」
「……お前、一体何言って、」
「口に気をツけろや、不良でしかないクソガキが」



