僕の持論やけド、と前置きをして、げんなりした顔の睿霸は言った。
「友達は……、えー、と、言葉に起こすと若干むズいな。うーん、……たぶん、なんやけど、こう一緒にいて楽ー、とかどうでもいい話永遠にできるー、ミたいな。いや、そレはちょいちゃうか……?んー、まあざっくり言ウと、自分と同程度、あるいはそれ以上に大事に思いたい、いや、思っとる人、やないかな」
「自分と、同等程度……、」
その言葉が、こっち側の世界でどれほど希少で、だからこそ重くのしかかるものなのかは、よくわかっているつもりだった。……から。
それなら、と。ピンク色のキャンディを舐めて齧っている睿霸を、ふと見上げた。
「……なら、たぶん、睿霸はわたしにとって、もうとっくに友達だったと思います」
「…………、……ソか」
「はい」
ようやくコンビニの前から動き出したそっぽを向いた睿霸の首元は、なんだかすこし、赤くなっていたような気がした。
「というか、友達っていう概念、こっち側の人にも存在したんですね」
「……ちょっと黙ッとれ」
「あいたっ」
琴とは違い、拳骨じゃなくて軽めの手刀を頭に振り下ろされた、まさにその時だった。
「〜〜〜〜っ?!?」
「───、────!!!」



