「どないした……って、聞くのはアとか。あー、まあひとまずお前ら銃口おろせヤ。その子は僕の学友やサかい。……デ、えるちゃん。そノ怪我はどないしたん?」
「え?」
まさか睿霸に怪我のことを最初に聞かれるとは思っていなくて、思わず面食らってしまった。
だって、まずはこの無惨に破壊された玄関と門のことを聞くかと思ってたから。
そんなわたしの驚きを他所に、それ、と聞く睿霸の視線は、銃弾が腕をかすめた時にできた、血が滲み裂けているわたしの服へと向いていて。
「……あ、これはその、ここに来る時にちょっと追われてしまって、その時に後ろから撃たれてできた傷です。幸い深手ではないので気にしないでください」
「……フうん」
睿霸はどこか意味深な相槌を打ったのち、いまだ困惑して銃をおろすか否か考えあぐねている部下たちをぎろりと睨め付けた。
「……っちゅーか、お前ら聞こエんやったん?僕、銃おろセ言うたんやけど。ここに集マっとる暇あるなら、ここにおる半分は玄関と門片せ。もう半分は、この子のバイクを出来る限り直すんと、追ってきた奴まダそこらへんにおると思うから捕獲して来いや。お前らはわざわザ僕に言われんと動けへんのか?ア゛?」



