自他共に認めるほど容姿端麗(ようしたんれい)
猫なで声と上目(づか)いの愛らしい笑顔で近寄れば男なんてイチコロだった。

お相手がいる男性でもプロ級にマトを射抜ける。
不要になれば、すぐバイバイ。


いつだって男には不自由しなかった。
だから面倒くさい時には彼氏を作らない。
これが私の日常だから、男を捨てる事は悪いと思っていない。



美貌(びぼう)(ゆえ)によく陰口を叩かれる。

でも、そんなの勝手に言ってればいいし、人に恨まれようが構わない。
だって、これが私の恋愛スタイルだもん。



夕方からカラオケ店でバイト。
仕事が終わったらそのままクラブへ直行。
大人っぽい身なりとメイクをしていけば、受付で年齢確認すらされない。

女はメイク1つで化けれるから。




学校は基本寝に行く場所。
机が枕でジャージ布団。
授業中の先生の声が子守唄。
念仏を唱えてるみたいでよく寝れる。

毎日無気力で眠っていると、先生も呆れて起こしてくれなくなる。


これが私の日常生活。