きみのチョコに毒混ぜた




「あ、噂をすれば」



友達が洸の存在に気付いたようで、ほら、と指を刺す。それよりもずっと前にきみの存在に気付いてしまっている私は、やっぱり普通じゃないのかもしれない。




「また他の女といるね」

「ね、刺されればいいのに」

「千紗が刺すってこと?」



冗談みたいに言われたから、



「なんで、私が」


冗談で返した。



わかんないよね、もしかしたらそうしちゃうかもしれないし。

もし洸が明日死んだってニュースになったら、私のこと通報してね。