「何が“よし”なの?」
───はずだった。
それなのに、自分じゃない声が近くから聞こえてくる。
さっき確認した時、教室には私しかいなかった。
ということはこの声は誰.....?
前もあの社会科準備室で同じようなことがあったなと思いつつ、おそるおそる声がした方を振り向く。
いや、幽霊だと思ってるわけじゃないけど怖いものは怖いんだよ....!
「.....誰?」
振り向いた先にいたのは、おそらく同い年の男の子。
しかも綺麗なブロンズカラーでゆるふわパーマがかかった髪型で綺麗な容姿をしている。
まるでモデルさんみたい....。
「あっははは。やっと振り向いてくれたと思ったら、第一声がそれ?」
私の疑問から出た言葉になぜか笑い出した目の前の彼。



