隠れオオカミくんに溺愛されてます!?




せめて軽いものでもいいから何か口に入れないと、本当に力尽きてしまいそうだった。



5、6時間目を耐えた自分に感謝だ。



そのおかげで放課後にお弁当を食べるという貴重な経験をできたし。



きっともう二度とすることはないと思うけど。



「.....ごちそうさまでした」



夢中でお弁当にがっついて、食べ終わったら教室には私1人だけとなっていた。



周りも見えなくなるくらいどれだけがっついていたのか、今思うと少し恥ずかしくなる。



けど、空腹で死にそうだったから仕方ないと開き直る。



壁にかけてある時計を見てもそんなに遅い時間を示していなかったけど、今日は早めに帰ろう。



明日はバイトだし、今日のうちに色々と終わらせないと。



「....よし」



ポツンと呟いた声は、自分に気合いを入れるための言葉だった。