ずっとお母さんからその話を聞いていたからいつもパパはヒーローだって色んな子に言っていた気がする。
今ならあの厳しい陸上自衛隊の最前線で活躍していたと聞くと本当にすごい人だったんだって分かるけど。
当時幼かった私は具体的にどうすごいのかは分からないままだった。
でも幼いながらに感じていたことはお母さんとお父さんが本当にお互いを想いあっているということ。
たとえ距離が離れていても、目の前にいなくても、常にお互いを想いあっている、心は繋がっているのだと感じた。
私がなぜそう感じたのか具体的に言葉にはできないけど、ただあの時そう感じたんだ。
だけど私が中学2年生の時にお母さんは持病が悪化し亡くなった。
元々快方へ向かっていたのだけれど、突然のことで本当に一瞬だった。
お母さんはあっという間に天国へ旅立ってしまった。



