「....そんなことないよ」
結果は分かりきっているけど、変な興味心がわいて否定してみた。
「嘘つきな朱音は嫌いだなぁ」
あっさりと嘘であることは見抜かれた。
私自身もそれは分かっていたけどね。
「やっぱり妃沙には嘘つけないや。....少しね」
「ふふ、当たり前でしょ。ずっと一緒にいるんだから」
1、2年の間、過ごしてきた時間は浅いものじゃない。
休日にはたくさん遊んだし、一緒にコンサートに行ったり、泊りがけで出かけたり。
こんなにも濃い時間を過ごした友達は妃沙が初めて。
思い返しても妃沙との鮮やかな思い出が鮮明によみがえる。
彼女と出会えたから私の高校生活はたくさんの思い出ができた。



