「おいしい?」
「もちろん!お父さんの料理は何よりおいしいよ」
「あらやだ、いつの間にそんなこと言えるようになったの」
「本当なのに~」
こうやってお父さんと2人で話せる時間が幸せ。
どれだけ疲れていても嫌なことがあってもこの時間でリフレッシュできるし、本当にお父さんは料理が上手い。
イタリアンとかフレンチとか本格的なものじゃなくて、家庭的だけど温かいんだ。
いつもこんなに温かい料理も作ってもらえる私は幸せ者だなってつくづく感じる。
「ところで朱音、さっき寝落ちしたって言ってたけど疲れてるの?」
「毎年のやつだと思うから大丈夫だよ。夏だからどうしても体がバテてるのかも」
別に熱が出るわけでも頭痛がひどいわけでも、咳がとまらないわけでもない。
ただ夏になると異様に体がだるくなってしまうんだよね。



