隠れオオカミくんに溺愛されてます!?




「ただいま~」



あれからは日誌の整理だけして帰ってきた。



黒板掃除を終わらせてくれていたので、特にやることもなかったんだけど。



でもそもそも寝てしまったせいで家に帰ってきたのは18時過ぎになってしまった。



自宅から高校まで少し離れているから、学校を出るのが遅いと帰るのも遅い時間になる。



さすが2年間以上通っていると慣れてるから今はそこまで苦じゃないけど、最初は苦労したなぁ。



靴を脱いで一直線にリビングに行くと、仁王立ちで誰かが立っていることが分かった。



この雰囲気はまずいことを私は知っている。



それでも仁王立ちのまま私の前に立ちふさがっている人物を見上げる。



「おかえり、朱音」



「ただいま...お父さん」



かわいいリンゴのエプロンを付けているが、ガタイの良さは隠しきれていない。