隠れオオカミくんに溺愛されてます!?




「.......ん...うぅ.....」



窓から気持ちの良い風が吹き込んできて、自分の頬をなでる。



「.....あれ、私.......」



まだ景色が滲んでいるため、目をこすってぼやけた景色をはっきりさせる。



確か.....日誌を書き終えたところで力尽きて眠ってしまったんだっけ。



久しぶりによく眠れた気がするって......今何時!?



やばいと思って教卓の上にある時計を見るためにうつぶせになっていた体を起こす。



「..........えっ」



すっかりクリアになった視界にいるはずのない人物が見える気がする。



「あれ、起きたんだ?」



教卓のところに立っている彼は、こちらを振り返って声を発した。



彼がなぜここにいるのか、そこに立っている人は彼なのか、私はにわかに信じられなかった。