「まさかそんなことがあったとは。それであんな時間がかかったのね」
「大したことはないけどね。そんなことがあったの」
そういえば私の名前を名乗らなかったような気はするけど、同じクラスだからいいよね。
この1年過ごしていれば嫌でも名前を知ってくれる日は来るだろうし。
「っていうか妃沙、今日は部活動だよね?時間大丈夫なの?」
「嘘!?もうこんな時間!?さすがにそろそろ行かないと遅刻しちゃう」
楽しくてずっと話していたけど、気づいたら時間が経ってしまっていた。
妃沙と話すといつも時間を忘れてしまうくらい楽しい。
「日直の仕事手伝えなくてごめん。さすがに今日遅刻したら部長に怒られる!」
「全然いいよ。私の方こそ引き留めてごめんね。部活頑張って!!」
「ありがとう!朱音も気を付けて帰ってね」



