机には無残に散らばった消しカス。
シャーペンの芯もちょうど切れた頃だったので、筆箱からシャー芯を取り出しシャーペンにいれる。
こういう時に鉛筆だと削ればいいだけだから、楽だよね。
でも私はシャーペンの方が好きだから。
鉛筆はすぐにペン先が丸くなって書きにくくなるから苦手。
そして机に散らばっていた消しカスを集めて近くのごみ箱に捨てた。
自分の席に戻ると、いつもの香りがふわっと鼻先をかすめた。
「朱音~、お昼食べよ~」
可愛らしい声が聞こえてきた。
「もちろん。一緒に食べよう」
私の机に2つのお弁当が並ぶ。
声をかけてきてくれたのは、福山妃沙。
クラスメイトで1年生の時からの親友。



