「最近どんどん暑くなってくるしね。本当に大丈夫?バイトも入れてるんでしょ?」
「大丈夫だよ~。今日はバイト休みだし」
といっても今日は日直だからクラス日誌を書かないといけないのと、黒板を綺麗に掃除して帰らなきゃいけない。
少しだけ残っていく必要がありそう。
「それにしても6時間目の時に何かあったのは本当でしょ?」
「なんでわかるの?」
妃沙はこう見えて観察眼があり、私が嘘をついてもすぐに見抜かれしまう。
「だって迷ったにしては時間かかりすぎだし、帰ってきてから明らかに様子が違うもん」
「....妃沙には敵わないなぁ。いつも見抜かれちゃう」
「当然でしょ。朱音と過ごした時間は長いんだから。私に嘘をつこうとするなんて100年早い!」
そう自信満々に言う妃沙に思わず笑ってしまった。



