隠れオオカミくんに溺愛されてます!?




行きの時と同じようにどこまでも続くような不気味な廊下を歩いていく。



この学校を古いとは思わないけど、校舎が縦に長いから廊下の不気味さが増すよね。



歩いていくと自分達の3-2組のクラスプレートが見えてきた。



教室の扉はしまっているので、引き戸をガラガラと音を立てながら開けるとクラス中に視線が刺さった。



───この瞬間が苦手だ。



「お待たせしてすみません。年表持ってきました」



「奈良橋ありがとな。遅かったけど、何かあったか?」



やっぱりそこを突かれたか...という気持ち。



「すみません。あまり行ったことがない教室だったので迷ってしまって....」



「そうだったか。厄介なことを頼んで悪かったな。でも助かったからありがとう」



「いえ、大丈夫です」



先生に年表を渡して自分の席に戻る。