見間違えかと思って、目をぱちぱちさせる。
今.....目の前の毛布が動きませんでした?
さっき、幽霊なんているわけないと結論付けたばかりじゃない。
だけど、気になってしまい動けない。
このまま授業へ行っても集中できないことは明白。
再び高鳴る心臓をよそにソファへ近づく。
この毛布を剥げば....物音の正体がわかるはず。
ゆっくりと毛布へ手を伸ばす。
毛布をぎゅっと掴むと、意を決してはぎ取る。
「.....えいっ!!」
思わず目を瞑ってしまったけれど、おそるおそる目を開く。
そこにいたのは........
「.........は?」
意外すぎる人で思わず素っ頓狂な声が出てしまった。
毛布を握っていた手の力が一気に抜け、バサッという音をたて床に落ちる。



