最近は結構な確率で教室にいてくれるからなぁ。
夏前はほぼほぼ教室にいなかったからこそ、今の状況は嬉しいことなんだけどね。
コンコンとノックをしてからガラッと扉を開ける。
奥に進むと、いつものソファに寝転がって読書している彼の姿を発見。
相変わらずその姿は王子みたいな美しさがある。
「あれ、なんで朱音がここに...?」
私が来ると気配で察知したのか、気づいて目線をこちらに向けた。
「どうしても伝えてほしいことがあるって先生から頼まれたの」
「伝えたいこと?」
「そう。6時間目の授業は大切なこと話すから絶対に出席してくれって」
「ふーん。分かった。それなら出るよ」
「それならって....。そうじゃなくても出てくれると嬉しいんだけどね」
何か理由がないと出てくれないのかな...。



