「先生はどうお考えなんでしょうか?」
「正直、私はこの教科が伸びればA判定にも届くと思っています。十分合格できる圏内にいると確信しています」
........!
先生が笑顔でそう言ってくれたことが嬉しかった。
でもそれだけあの教科が足を引っ張っているのだと思うと、気が重くなる。
「それに朱音さんはご自身で努力できる人ですから、私は心配していません。あなたはいつも頑張っていますからね」
「...先生、ありがとうございます」
どうしよう、三者面談中なのに先生の言葉に泣きそうだ。
サバサバしているからあまり愛情がないと思われがちな担任の先生だけど、こうやって深く生徒を見てくれている。
私は3年生の担任がこの先生でよかったと心の底から思った。



