「どうしてそんなに睡眠について詳しいの?」
「俺も昔、寝れなくなったことあったから。寝てても寝た気がしなくて苦しんでた」
.....意外だった。
あれだけ気持ちよさそうに寝ていた菊池伊月にそんな経験があったなんて。
「その時に言われたんだよ。何も考えずに空っぽにしてから寝ろって」
「じゃあさっきの言葉はその人の受け売りだったんだ?」
「まぁね。俺もそれが1番だって思ってるし」
「そうなんだ。じゃあ私も実践するよ」
せっかく教えてくれたコツを実践して、少しでも深く眠れるようになりたいから。
「ずっと聞きたかったこと、聞いていい?」
「別にいいけど、今?」
「今。そんな大事なことじゃないから眠くなったら、気にせず寝ていいから」
それは人としてどうなんだ?と思いながら、彼からの質問を待った。



