「でも先生もいないのに、ここにいても迷惑じゃない?」
「それなら好きなだけ使っていいって。先生は用事で少し空けるらしいけど」
「...そうなんだ」
いつの間に先生と話したんだろう?
「こんな時くらい甘えていいんじゃない?疲れてるんでしょ?」
扉そばに立っていた菊池伊月は、いつの間にか私のいるベッドへと来ていた。
相変わらず綺麗な顔をしているな...なんて今更なことを思った。
「...菊池伊月にも私が無理をしているように見える?」
妃沙に見抜かれるのは付き合いが長いから、仕方ないと思うところも多いんだけどね。
菊池伊月にまで見抜かれるのは、さすがにまずいと思ってしまう。
「まず顔色悪すぎ。そんなあからさまだったら、俺じゃなくても気づくと思うよ」
「....そっか」



