隠れオオカミくんに溺愛されてます!?




「いらっしゃいませ~。何名様で──」



接客用の元気ボイスで発していた言葉は、途中で途切れてしまった。



.....あまりにも唐突的な衝撃がやってきたせいで。



「...き、菊池伊月!?」



そうやってきたのは、3人のご家族らしき人達だったんだけれどその中にまさかの菊池伊月がいた。



私が声を上げたことで相手も気づいたらしく、微かに目を見開いた。



「あら、伊月の知り合いなの?」



するとご家族のお母さまだと思われる人が、私を見て声をかけてくれた。



高身長でスタイル抜群すぎてモデルさんかと思ってしまうくらい美人な人。



「いや知り合いというか、同じクラスなんです...」



友達ほど密接な関係ではないからこそ、どう表現するべきか迷った。



ただのクラスメイトくらしか伝えることができなくて、それはそれで冷たいのかも?とも思ってしまう。