それからは並ぶ人もいるくらいピークな状態が何分も続いて、休む暇なく動き続けた。
大変だけど慣れるとこの忙しさも乗りきれるだけの力がつくから、楽しいと思える瞬間があったりする。
そしていつの間にか時間はかなり経っていて気づけば退勤する30分前になっていた。
こういう忙しい時は時間を確認する暇なく、気づいたら上がりの時間になっていることが多い。
次から次へとやらなくちゃいけないことがあるから、それをやっているだけで時間が過ぎていくんだよね。
ようやく店内も落ち着いてきて一息つける時がきて、静かにホッと息をつく。
それから気合を入れなおす。
あと30分だけだから、最後まで頑張らないと。
そう思った時にカランコロンと音が鳴って、新たなお客さんが来たことを知らせた。



