「じゃあぜひ覚えてね。和洋折衷な名前なので」
確かに和洋折衷だ。
七五三掛なんて日本人らしくてかなり珍しい名字。
だけど名前はフレッドという外国人の王道っぽいカッコいい名前。
それが合わさればまさしく和洋折衷。
自分の名前が和洋折衷とかカッコ良すぎる。
「今覚えたよ。次会っても完璧に覚えてると思う!」
これで忘れてたら笑い者だけど、絶対に忘れない自信があるから大丈夫。
和洋折衷な名前の七五三掛フレッドくんは忘れないよ。
「ありがとう。やっぱり面白い人だね、奈良橋朱音ちゃん」
「私の名前知ってるの....?」
「もちろん。だって同級生だからね」
ニコッと微笑まれてたけれど、破壊力は抜群だと思うけれど。
そんな笑顔に惑わされている場合ではないのだ。
「でも私、七五三掛くんと会ったことないよね...?」



