メロンソーダ。[短編]

回避できなさそうになっていくっ。



「奈々、ヘルプメー!」

「そこ Help me (ヘルプ ミー)な」

「私はいいと思うよ?」

「なっ......奈々ぁ......」

「星来ちゃん、ファイトっ」

「......薄情者―!」



裏切者めっ。

祐が、にやりと笑った。どこか嬉しそうに。

......なんでそんなうれしそうなの⁉



「決定だな。今日の放課後から、教室でな」

「あぁ......」



この勉強会は、回避不可能。

。○

◦..

◍゜


「......えーっと、星来ちゃん?」

「なあに?」

「勉強会、行かないの?」



榎本 星来、勉強会を回避しようと試みている17歳。

あたしはとにかく、チャイムが鳴った後、教室を飛び出してきたのだ。

勉強会を回避するべく、帰ろうとする人衆に紛れ込んでいるのであるっ。



「うん、行かない。......メロンソーダ、飲みいく」

「......そ、そっか......」



奈々があたしの決意を感じ取ったのか、ぎこちなさそうにうなずく。