メロンソーダ。[短編]


「もうなんも飲み物入ってねぇことにも気づかねーとか、ザコじゃん」

「......(ゆう)? なんか言った?」



あたしの隣に腰を下ろして足を組んだこいつは、江川(えがわ) 祐。

小学校から一緒の友達。
というか同級生。

クールだかっこいいわ、イケメン様だわ、騒がれてるこいつは、クールでもなんでもなく。

ちょっかいをかけてくる同級生。
そんな印象だ。

あ、でも、ほかの人たちにはそっけないな......?

なんでだろ?

人間不信ってやつなのか、そういうのが苦手なのか、コミュ障なのか......。

コミュ障。かっこいい、クール、イケメン、冷たいのがまたいいと、騒がれてるこいつが、コミュ障。



「......ぷっ」

「あ?」


吹き出すと、こっちを呆れたように見てきた祐。

ちょうどその時、チャイムが鳴って、担任が教室に入ってきた。


。○

◦..

◍゜


「うわ——!!」



机に突っ伏す。

1校時が終わって、今は10分の休み時間。

あたしはもう絶望的な気持ちになって机に突っ伏した。

「は、こいつどうしたの」とみてくる祐なんかもう気にしない。

というか気にならないくらいに絶望しかけていた。



「まー、なんとなくわかっけど。どーせ、もうすぐ期末テストだってこと覚えてなかったんだろ?」

「............なんでわかんの......!」