メロンソーダ。[短編]


「......アイツ、殺してやる」

「祐、ヒーローみたいだった......」



ヒーロー? と聞いた祐。

祐に、あたしはうなずいた。



「祐は......あたしの、ヒーローだよ」




。○

◦..

◍゜




「祐、見てみてっ! 国語は80点でー、社会は、85点なのっ!」

「おー! すごいな」

「でしょでしょ!」



祐にあたしはどや顔でピース。

人生初の大快挙!



「はい、メロンソーダ」



そう言って祐から手渡しされたメロンソーダ。



「えっ! これ、ずっと飲みたかったやつ!」

「......知ってる」

「今、なんて?」

「......何でもない」

「そっか?」



チューっとストローに口付けて、メロンソーダをのみ始める。

......おいしっ!

にこにこしてると、祐が声をかけてくる。



「それうまい?」

「? ......うん、おいしいよ」

「頂戴」

「へっ? ひゃっ......!」



手首をやさしくつかまれて、祐はストローに口づける。

メロンソーダをのまれる。