メロンソーダ。[短編]

首元に顔を寄せられる。

チクっ、

小さな痛みがして、あたしは身をよじった。



「やっ、」

「......」



ペロリ、と舐められる。



「やめっ......」



返事はかえってこない。

やだ、こわいっ......。

顔が近づいてくる。

顔を近づけられて、身をよじった。

———キスされる。

や、だっ......!



「祐っ......!」





「......星来ッ!」




そういうふうに、あたしを呼ぶ男の子。

......そんなの、一人しかいない。



「祐っ、」



江川 祐。

クラスメイトで、同級生で、小学校からの友達で。


———大切な、男の子。