期末テスト、本番。 「じゃ、はじめ―!」 先生の声に、みんな我先にとシャーペンを手にとって問題用紙を開く。 あたしも少し後に続いて、問題用紙を開いた。 すらすらと解き進める。 あたしの得意分野の数学、理科、英語。 次々と終わって、あたしの苦手分野は明日に迫っていた。 「榎本さんっ、」 今日の分のテストが終わると、クラスメイト・穗村(ほむら)くんが声をかけてきた。 「......好きですっ!」 「......。......はっ?」 裏庭に呼び出されたかと思えば。 唐突にそんなことを言われる。