顔を膝にうずめる。
今は体育の時間だった。
ボールを打つ音が、だんだんだんっと聞こえてくる。
バスケをしている。
でも今は、あたしたちはお休み。
男子と女子に分かれてて、試合をしてる。
女子は三試合続けてやったから、少しだけの休憩。
祐の話をしながら、目でバスケをする祐の姿を追う。
女の子たちが祐のことで騒いでいるのが聞こえた。
はぁ......、
声にならない溜息が零れ落ちて、空気の合間に溶けていく。
「いいんじゃない?」
「奈々.....?」
「いいと、思うよ。まさか、星来ちゃんがさあ、恋をするようになるとは.....」
「恋っ? そんなことないけど、」
「彼、いいと思うよ」
「だから、違うって......」

