メロンソーダ。[短編]

「何やってんの⁉ 重いんですけど!」

「てかなんだよ、『ぎょえっ』って」

「あんたが腕置くからでしょーが!」



ぎゃあぎゃあ言い合っていると、奈々がほのぼのといった。



「もー、二人は仲良しだねえ」

「仲良しじゃないよ!」

「何言ってんの。もう毎朝それやってんじゃん」



そうなのだ。

毎朝、このやり取りは行われている。

......好きでやってるわけではないのだけれども。

からり、とプラコップの中の氷が音を立てる。



「まーた、それ飲んでんの?」

「そうだけど」



ホントそれ好きだよな、と言われ言い返す。

別にいいじゃん。おいしいんだもん。

はあ、と息をついて、ストローを口に持ってくる。



「......って、あれ。もう空っぽだ」



飲もうとして、もう氷しか入ってないことに気づく。

そんなにいっぱい飲んだかな?