メロンソーダ。[短編]


祐のオーバーリアクションは、あたしといるときにだけしか出ないレアもの。

ってことに、中学生時代から判明したのだった......。



「中学生時代から判明したのだった......、じゃねえわ! キメ顔すんな!」

「はやく〈祐の数学ミュージアム♪教室〉やろっ!」

「......その名前何とかしろよ!」



祐がはあ、とため息をつく。


〈祐の数学ミュージアム♪教室〉というのは、あたしが命名した。

〈祐の数学ミュージアム♪教室〉では、授業範囲で出てこない分野の数学を祐が教えてくれるのだ。

ちなみに、休憩中に聞かせてくれてから、その面白さのとりこになってしまった。



「じゃ、今日は、展開図だ」

「展開図う? やんなかったっけ、それ」

「二通りのが作れる展開図だ。展開図はやったが、それはやってない」

「......待ってましたっ!」



そうして休憩を過ごして、また勉強。

祐との勉強、楽しいなあ。