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着々と、期末テストが近づいてくる。
「円錐の面積は、三分の一×円の面積×円錐の高さ、で求められる。だから、この問題は......」
「三分の一×12.56×8っ!」
「あたり。計算すると?」
「へっ、えっ、あっ、うあっ、」
「慌てない慌てない。一つずつ、確実にやれ」
結構、勉強会の成果も出てきた、と思う。
祐の教え方、とってもわかりやすいからだな、きっと。
「先生みたいだねー」
「先生?」
「うんっ、教え方うまいし、分かりやすいもんっ。先生よりも分かりやすいよー!」
そう言って笑う。
「お前限定だけどな、」
「うん、今はねー。先生になれるよ、祐」
「......」
「祐ってさ、そう言えば、夢あるの?」
「あー......」
どこか言いづらそうな祐。
ん、あるんだな。
分かる。祐ってこういうとき、分かりやすい。
小学校からそれは変わってない。
「将来の夢―......は、決まってねえけど、人生としての夢なら、ある」
「ほ?」
人生としての夢?
将来の夢よりも超スケールでかい!
てかなんで人生としての夢は決まってて将来の夢は決まってないんだ⁉

