メロンソーダ。[短編]

「で、でも今日は、勉強会逃げ出さなかったでしょ?」



あきれた祐に、あたしはここぞ挽回、とチャンスっ!



「逃げ出さなかったよ? メロンソーダ買いに行かなかったよ? チョコ食べたりもしてないよ? えらいっ! あたし、えらい! 90点以上三つもある! えらい! いやあ、よく頑張った、あたし! それにっ、」

「......星来?」



さえぎった低い声と、名前呼び。

おそるおそる顔を上げると、目の前にはブラックオーラと黒い笑み。

笑ってるけど、目が笑ってないっ! ......悪魔のほほえみ!


 
「あ、あたし、えらいっ! 超ナイスっ! だ、だから、その、今日は解散し......」

「星来? 勉強、しようか」



Uターンしたあたしに、ガシッと肩をつかんでは。
ブラックスマイルを連発させて、勉強を強調。



「......いやだああああああああっ!!!」

「はいお疲れ」