きらきら、きらきらと光に反射して泡粒が光る。
しゅわしゅわと音を立てて、鮮やかな透き通った緑色を泳いで。
何かを追い求めるように、上へ上へと昇って行った。
その、“何か”っていうのは。
キミの笑顔だとか。
そういった、“特別”なのかもしれない。
〖メロンソーダ。〗
➼メロンソーダは恋のスタートライン。
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◍゜
にぎやかな朝の教室。
アイボリーのカーテンが揺れて、換気のために開いた窓からは、朝の光がこぼれだした。
前から二番目、ちょうど教室の真ん中あたり。そこがあたしの席だ。
......ところが、ここは、先生に見えやすく狙われやすいという欠点があるのだ。
あたしの後ろの席には、親友の奈々。
椅子に座ったまま、後ろを向いて奈々と話していると。
「......まーたやってんのかよ」
「ぎょえっ⁉」
頭にずしん、と重みがかかる。
頭が腕置にされたんだと気づき、声を上げた。