最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 翔葉さんにとっては、いい迷惑だったかな……。

 そう考えてしまえば気持ちはどんどん下がっていってしまい、落ち込みかける。

 伸ばしていた腕も引っ込めようと、気落ちしながら無意識に上げていた腰を下ろす。

 だけどその時、だった。

「こーゆー事だろ、元宮。」

「へっ……? ――!」

 翔葉さんは仕方ないと思っているような表情を浮かべ、おもむろに私の手首を掴む。

 そして、自分の頭の上に持って行ったんだ。

「ん、頭撫でてくれるんだろ。……するなら、さっさとやってくれ。」

 私の手首を掴んでいた腕を降ろしながら、そっぽを向いて小さく零す翔葉さん。

 そんな翔葉さんに私は思わず、キュンっとしてしまった。

 ふふっ、翔葉さん可愛いっ……。翔葉さんが照れてるの、貴重かも……。

 なんて考えながら、私は言われた通り翔葉さんの頭を撫でた。

「翔葉さんはよく頑張ってます。私が断言します。」

 そう呟きながら、軽くよしよししてすぐに手を離す。

 あんまり長くしているとダメだろうし、翔葉さんからもさっさとって言われたから。