最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 だとしても、どうすれば……。

 うーんと、そう悩んで思考を巡らせる。

 けれどその時、ある一つの方法がピコーンと頭に浮かんできた。

 あっ、これなら……!

「んーっ……って、届かないっ……。」

 私はそれを実行しようと手を伸ばすも、虚しく右腕は空を切るだけ。

 その先には、いかにも不審だと言わんばかりの翔葉さんが。

「……元宮、一体何してんだ。つーか、何でこっちに手を伸ばしてんだ。熱で頭やられたか?」

「ち、違いますってっ! ただ……翔葉さんが思っていたよりもお疲れだったので、頭よしよしってしたかったんです……むぅ。」

 頭よしよしはされると嬉しくなって、疲れもどこかに吹っ飛ぶ。

 それは、新さんがよく頭を撫でてくれるから分かる事。

 だから翔葉さんも、頭を撫でたら少しでも気持ちが楽になるんじゃないかと思ったんだ。

 結局、私の腕が短すぎる故にできなかったんだけど……あはは。

 ……でも、翔葉さんはそんな事望んでいない。

 お願いされたわけでもなければ、私が勝手な事をしていいのかも、正直分かっていない。