最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 ……でも、やたらと視線を感じていた。

「ねぇ見て! 神菜様だよ!」

「今日もお美しい……。神菜様は天使なのかもしれない。」

「いや、間違いなく天使でしょ。それか女神。」

 う……何だか私には似合わない言葉が聞こえる……。

 様付けもそうだけど、天使とか女神とか……私、そういう風に言われる人じゃないのになぁ。

 何となく、ちょっと悲しい。

 この学園の人は優しいし、素敵な性格の人ばかり。

 それは分かっているけど、こんな感じで距離を置かれるのは寂しいな……。

 どこにでもいるような女子なのに、何でみんな距離取っちゃうんだろう……。

 いつまでもそれが腑に落ちなくて、うーんと考えを巡らせる。

「あっ、翔葉さんっ!」

 カフェの入り口近くで待ちながら考えていた時。

 ふと視線を上げると、こっちに向かってきている翔葉さんの姿が見えた。

 翔葉さんはスマートな服に身を包んでいて、どこか大人びた雰囲気を感じられる。

 大人びた、というよりかは……落ち着きがある、って表したほうがいいのかもしれない。