最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

【side神菜】

 今日は翔葉さんとカフェでお話をする事になっている。

 何でも、新さんに急な用事が入ったようで。

 それが一日かけなきゃいけないものらしく、今日一日は翔葉さんと過ごす事になっていた。

『マジで翔葉のとこに行かせたくない。というか本邸に戻りたくない。』

 今朝の新さんの言葉が、ふっと脳裏をよぎる。

 実をいうと新さんは結構粘っていて、時間ギリギリまで寮から出ようとはしなかった。

 私も少しだけ、行ってほしくない……なんてわがままを思ってしまっていた。

 だけど新さんはいかなきゃならないから何とか説得して、私は新さんを送り出したんだ。

 そこから流れるように、翔葉さんの元へと向かう。

 今日は一段と気温が高いから、大きな帽子を被って外へ出る。

 確か……あっちの方向だったよね。

 新さんから教えてもらったカフェを探しながら、散歩も兼ねて学園敷地内を探索する。

 やっぱり月魔城学園は広いなぁ……流石国立。

 どこかのテーマパークかと思うほどの広さに、改めて圧倒される。