やっぱり、新さんは凄い。
そして自分がどれだけ新さんのことを好きなのか、痛いほど分かった。
「ありがとうございます、新さん……もう、大丈夫ですっ。」
「なら良かった。神菜は笑ってるほうが良い。まぁ、神菜はいつでも可愛いが。」
「っ……。」
突然言われた「可愛い」という単語に、ぶわっと顔が熱くなる。
何回言われても、こう言うのは慣れない……。
新さんはさらっと恥ずかしいセリフを言ってしまうから、恥ずかしくないのかと思ってしまう。
私だけが恥ずかしい思いをしているのかな……なんて。
……だけど、好きな人に言われるのは何回言われても嬉しい。
その時、傍から怒りを含んだような大きな声が飛んできた。
「こんなところでイチャイチャしないで! ほら神菜、一緒にケーキ食べよっ?」
「へっ……わぁっ!?」
ぐいっと風羽さんに腕を引かれ、風羽さんのほうに引き寄せられそうになる。
でもその瞬間に、明李君が風羽さんを私から遠ざけた。
「来栖さん、神菜は新さんのなんですからそういうのしちゃダメですよ! 高貴な魔族様なのに、道徳的な心は持っていないんですか~?」
そして自分がどれだけ新さんのことを好きなのか、痛いほど分かった。
「ありがとうございます、新さん……もう、大丈夫ですっ。」
「なら良かった。神菜は笑ってるほうが良い。まぁ、神菜はいつでも可愛いが。」
「っ……。」
突然言われた「可愛い」という単語に、ぶわっと顔が熱くなる。
何回言われても、こう言うのは慣れない……。
新さんはさらっと恥ずかしいセリフを言ってしまうから、恥ずかしくないのかと思ってしまう。
私だけが恥ずかしい思いをしているのかな……なんて。
……だけど、好きな人に言われるのは何回言われても嬉しい。
その時、傍から怒りを含んだような大きな声が飛んできた。
「こんなところでイチャイチャしないで! ほら神菜、一緒にケーキ食べよっ?」
「へっ……わぁっ!?」
ぐいっと風羽さんに腕を引かれ、風羽さんのほうに引き寄せられそうになる。
でもその瞬間に、明李君が風羽さんを私から遠ざけた。
「来栖さん、神菜は新さんのなんですからそういうのしちゃダメですよ! 高貴な魔族様なのに、道徳的な心は持っていないんですか~?」

