最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 大方、元宮を俺の部屋に入れたくないからだろう。

 だからわざわざ、こんなところで護衛しろって頼んできたんだろうな。

 ……あいつ、元宮と付き合いだしてから余計に分かりやすくなったし。

 今まではさほど感情が読めなかった。ただ、幼馴染だからある程度の感情は読めただけ。

 だがどうだ。今は気持ち悪いくらい分かりやすくなっている。

 それが元宮と居るせいだと思うと、少しばかり腹立たしい。

 俺が元宮に惚れたのは、結構早い段階だった。

 神々家に仕えている小鳥遊家という事で、政府に行く頻度が多かった。

 その時数回だけ、元宮と仕事をした事があった。

 あっちは覚えてないだろうが、こっちは嫌ってほど覚えている。

 魔術軍の稽古づけや、魔獣現場の偵察。

 どの仕事をとっても元宮は、抜かりがなかった。

 あんな可愛い顔をして誰よりも芯を持ち、誰にも左右されない。

 意志は強いが、打たれ弱いらしくちょろい。

 けど人一倍感情に敏感でお人好し馬鹿って思うくらい、見境なく慈愛を振りまく。