最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

【side世妖】

「すぅ……んん……。」

 マジで可愛い……。

 俺の隣には、気持ちよさそうに眠る神菜が。

 少しばかり強引な手段を取ったのは、悪いと思ってるけど……たまには、神菜を独り占めしたいって思う。

 俺はさっき、魔術を使った。

 神菜を強引に眠らせて、俺も眠りにつこうと欠伸を零す。

 だけどもう少し、神菜を見てたいなぁ……。

 神々のものになったのは正直気に食わないけど、神菜が幸せそうならそれでいい。

 偽善者っぽい事だけど、心から思ってる事だから。

 神菜が幸せなら、俺も幸せ。神菜が嬉しそうにしてたら、俺も嬉しい。

 だからこそ、神菜が悲しんでる姿は見たくない。

 誰よりも大事だから、何よりも大事だから、神菜を悲しませたくない。

 神菜にとっての幸せは、神々といる事。

『世妖さんの気持ちに、私は応えられないです。ごめんなさい……。』

 さっきはっきりと言われた事を、心の中で反芻させる。

 俺に勝算がないのは知ってた。そんなの、嫌でもわかる。

 それでも、あがいてみたかった。